ぎっくり腰に備えましょう 2022.11.15

「ぎっくり腰」とは正式には「急性腰痛」といいます。些細なきっかけで腰の筋肉に負担がかかり肉離れを起こした状態になり、激しい激痛で歩くことができなくなってしまいます。要因としては、その時の負荷だけで生じることは少なく、「筋肉の疲労」や「骨格のゆがみ」が生じている状態が極限まで来ており、突然の過負荷のほか歯磨きやくしゃみなどほんの些細な動きで閾値を超えてしまい爆発してしまった状況であります。

 一方でぎっくり腰は冬に多く発生しています。それは寒さで筋肉が固くなりやすく、柔軟性が乏しく、極限を超えやすくなる季節といえます。普段から急な負荷がかかることには注意が必要ですが、冬は腰や足を冷やさないことがぎっくり腰発症の予防になります。

 当院においても年末年始にぎっくり腰で動けなくなった患者さんが多く来院されます。今年も年末年始に向けて注意喚起をさせていただきます。靴下や腹巻のほかカイロなどで腰と足を温めるだけでもぎっくり腰の発症を予防することできます。それと姿勢の悪い方はへそを少し前に突き出し姿勢を正すことを心がけるようにしてください。

 そして注意しててもぎっくり腰を起こってしまった場合はご連絡ください。ご相談に乗らせていただきます。

有木一浩

院長写真
2022年11月15日