この単語はなに? 2021.3.27

公園に立て看板がありました。

「ヤマビル」って何?! 初めて聞きました。湿気の多い密林の中にあれば想像はできましたが、公園の中での「ヤマビル」とはビルディングの持ち主の名前かクエンティン・タランティーノ監督を思い出すしかありませんね。

 

それほど都会育ちではありませんが、勉強になることがいっぱいです。「ヤマビル」の解説をいかに記載しておきます。

 

ヤマビルは、円筒形で体長2~5cmで、伸びると5~7cmになります。体の前後腹面に吸盤があり、ほふく運動で(尺とり虫のように)人や動物に接近し付着します。寿命は3~5年程度と言われています。
ヤマビルは陸にすむヒルですが、落ち葉の下など湿気の多いところを好みます。
活動期は、4月から11月までで、特にヤマビルの生息や活動に最も適した気象条件(気温、湿度及び降水量)になる6月から9月までは生息密度も高まり、特に雨中及び雨後は活動が活発です。
ヤマビルの活動域の拡大は、人や野生動物が媒介しているとも言われています。
ヤマビルは、動物や人が吐く息に含まれる炭酸ガスや体温などで、その存在を知り移動します。移動速度は1分に1m程度とのこと。
ミミズやゴカイの仲間(環形動物)で体長1.5~5センチメートル。前後に吸盤を持ちしゃくとり虫のように移動しながらシカなどの動物から吸血して生息する。
https://www.pref.kanagawa.jp/images/15105/9576.jpg
県自然環境保全センター撮影
ヤマビル(背景の目盛りは1cm四方) 

 

有木一浩

院長写真
2021年03月27日